2024.02.29
- 歯とお口のセルフケア
- 院長ブログ
歯の黄ばみには2種類ある?白い歯を保つためには…
こんにちは、cocoroはなふさ歯科医院 院長の瀧口です!
今回は、歯が黄ばむ原因と、
白さを保つためのポイントをお話ししますので、
ご自身に合った適切なケアを取り入れていきましょう。
歯の黄ばみには2種類あります。
「着色汚れ」と「年齢による黄ばみ」です。
歯を白くしたいと、必死にゴシゴシ磨いて
汚れを落とそうとしていませんか?
ただ、「歯を白くする」と言っても、
その方法は1つではありません。
原因が何かをきちんと判断することが、
白い歯を手に入れる近道となるのです。
着色汚れ
CMなどで、「着色汚れ」について耳にしたことがある人は多いのではないでしょうか。コーヒーや赤ワインなど、色々な飲食物が影響して生じる汚れのことで、いわゆる「ステイン」と呼ばれるものです。そのため、「ステイン除去効果」を持つ歯磨剤が有効です。
一般に販売されている美白歯磨剤は、この「ステイン除去効果」で歯を白くします。ただし、粒子の大きい研磨材でガリガリ擦ってしまうと、着色だけでなく歯面も一緒に削れ、歯面がザラザラになってしまい、余計にくすみの原因になることもあるため、研磨材の粒子が細かく、歯面への負担が少ない工夫がなされているかを確認して選びましょう。
歯を白く保つためには、ステインの付きやすい飲食物を避け、すぐにブラッシングやうがいをして洗い流すことが効果的となります。
年齢による黄ばみ
年齢とともに、歯の表面のエナメル質が薄くなると、内側にある象牙質の色が濃くなることで、歯が黄色く見えてしまいます。誰にでも起こりうるタイプの黄ばみといえるのかもしれません。
そのため、意外と見過ごされがちですし、歯の黄ばみが気になるからといってゴシゴシ磨いていても、むしろ、エナメル質が薄くなった歯を、更に傷つけてしまうことにもなり、適切ではありません。
このように、ステイン除去ではなく、歯の内部の色を白くしたい時は、自宅で行う「ホームホワイトニング」や、歯科医院で受ける「オフィスホワイトニング」が有効です。
●ホームホワイトニング
専用のマウスピースと、ホワイトニング効果を持つ薬剤を使用して行います。効果が長期間持続するメリットがある一方、自宅で使用できる薬剤を使用するため、効果が表れるまでに時間がかかるというデメリットもあります。
●オフィスホワイトニング
専用の薬剤とライト(光照射)を使用して歯科医院で行います。ホームホワイトニングよりも高濃度の薬剤を使用するため、1回の施術でも効果が出やすいのが特徴です。1回の施術である程度白くなりますが、個人差があります。歯に小さな亀裂や知覚過敏がある場合はしみることがあります。
歯の黄ばみの原因は人それぞれですが、
歯の白さを保つことで、
笑顔や表情の印象も大きく変わります。
ぜひ、自分に合った方法を選んで、
効率よく白い歯を保っていきましょう。