2023.08.28
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口臭の原因は?どんなふうに改善できる?~②~
(口臭の原因は?どんなふうに改善できる?~①~ の続きです)
実際にどうしたら口臭の原因となる
お口の中の細菌を減らせるのでしょうか。
そこで問題!お口の中の細菌はどこにいるでしょう?
①歯 ②舌の上 ③ほっぺの内側 ④歯ぐき
正解は①~④のすべてです!
細菌はお口の中全体にいて、約700種類も存在し、
その中にむし歯や歯周病にかかわる細菌が含まれています。
①の歯に関して、細菌を減らす方法としては、毎日のセルフケアが最も重要です。
歯と歯の間や、詰め物や被せ物の周り、歯並びがそろっていないところに細菌はたまりやすいので、そういったところはデンタルフロスも活用しましょう。
奥歯や親知らずなど磨きにくい場所はタフトブラシを活用し、磨き残しがないようにケアをしましょう。
歯の表面積は、口の中で約25%を占めています。
そこをきちんとケアしたうえで、②舌③頬粘膜④歯ぐきなど残りの約75%をケアすることがとても大事です。
この部分に細菌が残っていると、歯に付着して増殖してしまうので、歯だけでなく舌や粘膜なども含めた口の中全体のケアが必要です。
歯ブラシは、歯以外の場所に使うと粘膜を傷つけやすく、細菌を落とす効果もあまり期待できません。
舌のケアに関しては、舌苔はうがいで取り除くことができないため、適切な歯磨きに加えて舌苔を取り除くお口のケアが有効です。
舌はとてもデリケートなので、舌専用ブラシや毛先のやわらかい歯ブラシで、優しく舌の奥から手前にサッサッと一方向に軽い力で動かして清掃します。
このときに力を入れすぎると、舌の粘膜や味を感じる味蕾(みらい)を傷つけてしまうことがあるため、軽いブラッシングを心掛けましょう。
また口の中に潜む細菌は粘着性があり、水でうがいするだけでは落ちません。
口腔内環境改善のための殺菌作用のある洗口液は、口の中全体に行き届き、歯や舌、歯ぐきなどに潜む細菌を引き寄せて一緒に吐き出すことができます。きれいになった唾液が口の中に行き渡ることで、長時間細菌が少ない状況を保つ相乗効果が生まれます。
そのため、洗口液は、奥の方に届かせたり、舌の下側をくぐらせたりと、口の中全体にしっかり広げること、また歯と歯の隙間や、歯並びが悪く歯ブラシが問出来づらい所に入り込ませることも意識して行いましょう。
最後に、間違った生活習慣によって
口臭が発生していることも多々あるため、
我々医療者側が患者様の生活様式を
把握することも重要です。
当院ではコンクールFやSP‐Tといった
洗口液の販売も行っております。
ご自身のお悩みにあったものを使っていただき、
清潔な口腔内にしましょう。
何を選べばいいか分からない場合は、
どうぞお気軽にご相談ください。
cocoroはなふさ歯科医院スタッフ一同、
みなさまのご来院を心よりお待ちしております。
口臭の悩みがおありの方、ご相談いただければ
解決の一端を担わせていただけるかもしれませんので、
お気軽にお申し付けください。